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大学の寮であるオンボロアパートに住む大学生が、1年後の箱根駅伝を目指す!という、青春スポーツ小説。
走るの、好きですか?
駅伝を見るのは好きですか?
青春、好きですか?
スポ根、お好みですか?
友情、信じますか?
私、全て、NO!いいえ!全く!
貧乏くさいの、嫌いなのよ。
読む前から憂鬱になったけど、読み始めてみたらおもしろくて一気読み。
物語の筋と結末が見えているという安心感もあるしね。
ストーリーの中心は駅伝であり、友情であり、青春であるわけだけど、それら(特に走ること)を通じて何が見えるか、ということの方に重きをおいている。
ま、、当たり前か。ただ「走った!がんばった!」では小説にならないもの。
駅伝を走る仲間は全部で10人。
その一人一人に物語があり、走ることを通じて自分を見つめ直している。
物語のラストで、駅伝を走っている時にそれぞれが考えていること。
そこがおもしろい。
なぜ走るのか。
なぜ駅伝に出ているのか。
走ることで何を得たのか。
そのことを考えるにつれて、自分がどんな人間であったのかを自覚するようになる。
とても読みやすいです。
駅伝で、10人それぞれが襷をつなぐ場面では、かなり心が躍りました。
神童(という登場人物)が体調不良を押して走り切ったところでは、不覚にも涙が・・・。(職場で読んでたから周りから心配された。)
この作家の作品はまだ2つ目だけど、さわやかでよろしいね。頭を削られないの。
樋口シリーズの最新刊、かな。
ひどいわー。
こりゃひどい。
島崎みたいなバカで単細胞で「オッス自分、体育会系ッス」しか言わない脳みそきんにくんの直情型&猪突猛進型な「だけ」の警察官に、日本は任せられんわ。
ダンスでニューヨークって、どこのオヤジの発想だよ?
あ、このオヤジの発想か。
樋口さんがかわいい。
それだけです。
でもこの作者は明らかに樋口に自己投影しているので、それを思うとゲンナリ。
どうして男(オジサン)が書く小説って、主人公に自己投影するんだろ。
しかもそれが、絶妙に「こうありたい自分」、「こう評価されたい自分」であったりして、読んでいて恥ずかしい。
自己分析するオジサンって、乙女だわー。
どこもかしこも、オヤジ臭プンプン。
著者はフランスの社会学者。
浜辺でトップレスになることについて抜き打ちインタビューを行い、それを通じて「個人とは」、「(女の)身体は誰のものか」、「そこにある規則」を論じる。
ジェンダーの話かと思ったら、そうでもなかった。
男か女かという話ではなくて、自分は誰のものか、人は何によって形づくられるのか、という内容。
個人が社会のものであった時代から、個人が個人のものである時代に変化する。
肉体と社会とは分離された。そうすると、人はどこに「具体性」を求めればよいのか。それが、身体(肉体)である。
身体こそが個人を表すものであり、この身体は誰のものでもなく自分自身のものに他ならない。
そう。つまり、現代においては、自分の身体は自分のもの。自分の身体の所有者は自分。自分の身体をマネージメントするのは自分。
現代に生きる私にとっては当たり前のことに思えるけれども。
そこで、トップレス。
トップレス、つまり身体的解放は、自由を表しているものなのか。自然に帰る行為なのか。
著者はそれに対して「違う」という見解。
浜辺でトップレスになることについては、非常に緻密で複雑で危うい規則がある。実は。
その「規則」とは何なのか。これを解きほぐしていくために、インタビューして得た膨大な量の回答を分析する。
浜辺は思考を停止させることが許された場所である。
「なぜトップレスになるのか」という問いについて本質的に考える人など、浜辺にはいない。いたとしても浜辺ではそんな無粋な行為は敬遠される。
そこをあえて「なぜ?」、「どうしてそう思うの?」と問い詰めた結果、浜辺の人々が漏らした回答は、非常に興味深いものだった。
これらの回答に隠された心理は何なのか。
本書の中で、視線、つまり(トップレスを)見ることについて論じている箇所がある。
言葉はコミュニケーションにおいて重要な位置を占めている。言葉によるコミュニケーションの効果が大きいため、非言語コミュニケーションの重要性は必要以上に低められている。
しかし、身体の動きや視線などの非言語コミュニケーションの存在なくしては、言葉によるコミュニケーションも意味をなさないだろう。
で、視線。
「見る」という行為は、その対象に「しがみつき、ガツガツとむさぼる」ものである。
(おおおおお!分かる!)
そして、人は「むさぼる」前に見えたものを選り分けている。
(おおおおお!分かるわ分かるわ!)
「見る」ことによって、相手に食らいつくわけですよ。ガツガツと、貪る、、、。
覚えはあります。
トップレスの規則の一つとして、
「トップレスは、それ以上の関係にならないから可能なのだ」、
「触れ合ったり、話し合ったりしないからだ」、
「見せる者と見る者が、完全な匿名の関係で、ずっとその段階に留まっているから可能なのだ」
というものがある。
うむ・・・。覚えはあります。
その時に視線が合ってしまうと、「完全な匿名の関係」が崩れてしまう(=関係が生まれてしまう)ので、そのようなことを避けるためにも、偶然に合ってしまった視線は素早く切り離す必要がある。
その際、「困惑を見せるような慌てたやり方ではなく、他のものを見ていたのだという様子で目を逸らす」ことが、大事。
ぅぅううむ・・・。覚えはありますぞ!
他にも、「寛容であること(=無関心であること)」の規則や、「不寛容であること(=許されないトップレス)」の規則や、女の身体には3つの要素があって、その3つをローテーションしていること、女の身体はどのような時に匿名の身体となるのか、、、などなど。おもしろい分析が盛り沢山。
自分の身体は自分のものであると、本当の意味で実感できていない人が多いような気がする、今日この頃。
一義性は狂気にも凶器にも転換しうる。
「
高校進学にあたって男子校を選んだとき、彼(※青年M)は、
「人間が一種類だから」
と言った。
」
「
人間や世の中の部分だけを見、ものごとを白黒二色でしか考えられない思考の硬直、この単純さが――凶器になる。
」
同じものを見ていても、物事を幅広に多面的に捉える人もいれば、自分の持つ価値観に無理矢理あてはめて一面的に捉える人もいる。
どちらが良くてどちらが悪いとは、言い切れないのだけども。
前者は、八方美人で散漫で優柔不断で、浅く広い。とも言える。
後者は、確固たる自分を持っているのでブレない、迷わない。何か一つのことを成し遂げるには適している。とも言える。
でも、後者の特性が悪い方に噴出してしまうと、それは凶器になる。
これは別に青年Mに限った話ではなく、一般的にも言えること。
世の中には常識とか一般常識とか倫理性とか道徳などなど、目に見えないところで人間を縛るものがたくさんある。
こういったものに縛られることは、自由になることである、と思う。束縛がなければ自由を感じることすらできない。
社会の中の社会でも、また新しい規則がある。その中の社会には、これまた別の新しい規則。
一人の人間は様々な属性を持っていて、そのそれぞれで縛られている。
その拘束性を客観的に見つつ、多面的な捉え方をできる人間であること。それが理想、なのだろうなぁ。
私ね、黒髪で長髪で気味の悪い男が好きなのですよ。好みなんです。
(たぶんきっかけはイエモンとSAKURAだと思う。)
小学生の頃は上杉昇が好きで、TMが好きで、それはそれなりに平和な日々(?)だった。
それがねぇ・・・中学生になって、世の中の流れが「コギャル」に向かい出すと、逆風がすごいのですよ。「黒髪で長髪でモード系の、気味悪い男が好き」などという趣味は、弁明する余地もなく瞬殺される。「好みのタイプは?」と聞かれても、そこにある選択肢は「DJ」と「ダンサー」と「サーファー」と「お兄系」くらいしか、ないわけ。
あー。困った困った。
大学は大学で、cancamを素で行くような人しか周りにいなくて、またもや逆風。「芸能人で誰が好きなの?」と聞かれて、私としては優等生的回答として「松田龍平」と答えたら、数秒の沈黙の後に「おもしろいね!冗談はいいからさ!で、誰が好きなの?」と返された。あの衝撃は忘れまじ。
まぁ私の好みなんてどうでもいいんだけど、問題は、「自分の常識は全世界の常識」と思ってる人が、世の中にはかなりいるということ。・・・いや、「かなり」じゃなくて、大多数がそうなのかな。
そういう人たちの「親切心」は凶器です。
「かわいそうだから教えてあげよう」という親切心。
世の中は白黒二色ではなく、有象無象の入り混じった極彩色。
自分が身を置いているところの色以外にも、気が遠くなるほどたくさんの色が在る。
それを認めるのが怖くても、目をそらしておきたくても、「違う色の人もいるんだね」と了承できるだけの度量は欲しいところ。
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