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はりきってまいろう!
トゥーン工場
安い煽りが聞こえてきて朝からテンション上がる。
黄色いパンツ!
ボーカルの子だけ不自然にイケメンでバンド内のバランスが悪い。このメンバーで表現したいこととか成し遂げたいこととか無さそうだから、どこぞの事務所に引き抜いてもらって麺人生を仕切り直しだ。
SEX MACHINEGUNS
一発目にみかんの歌を持ってくるあたり、マシンガンズがイベントキラー所以。うまいねー。
そうそう。
このイベントは「ビジュアル系の」「フェス」なので、それぞれのバンドがセットリストをどう組んでくるか観察するのがおもしろかった。出演するバンドは私でも大体知ってるし、見たことないバンドはほとんどないし、各バンドの代表曲もだいたい分かるので、「あーあれやるんだ」「あれやらないんだ」、と。
マシンガンズは盛り上げ上手。ファミレスボンバーもやったし。
SUSSYはちょういけめんなの!!
SuG
たけるがバンギャル晒しトークをしていた。いつからそんな知恵を!悪い子キライ!
あの子はー
バカじゃなくてー(たぶん
バカじゃないところがかわいそうな子。
おそらく他のメンバー(の顔)も悪くないんだろうに、どうしても「たけるwith愉快な仲間たち」に見えてしまう。たけるは麺じゃなくて芸能人。
こうゆう系のバンドの中だったら私はキディが好きですな。
PENICILLIN
後ろでペニシリン眺めながらお菓子食べよー
と言っていた傍から、ペニシリンが目に入った途端に「ぎゃー」って走り出したのは私。
だっておーちゃんが!おーちゃんが!!
バンドマンは虚構の存在と念仏のように唱えつつも、やはり好みってもんがあって、それはどうしようもなくて
おーちゃんがとても好みなの。
あの公家顔が!
おーちゃんが平安時代の恰好してちんまり座ってたら鼻血出る。むしろ出す。
おーちゃんは髪をふわふわに巻いていて、前髪を横に流していて、白いシャツ着てて、ちょうかっこよかった!!!かっこいい!!!おおおおおお!!!
LステージとRステージの間にある大型ビジョンに映し出されるおーちゃんにうっとり。はぁ・・・うっとり・・・。
はくえいさんはドギツイ衣装だった。おしゃれだねー。おしゃれな人っていうのは、自分に似合うものを本能的に知ってるんだろうねー。赤いアイシャドウと豹柄のコートと黒いブーツ。豹柄の模様が、今の流行りの大きめの豹柄だった。そういうちょっとしたところで「今」が分かるのが、またさらに素敵。
ちーちゃんは話が長い。おっさん!
ロマンスやった。大いに盛り上がった。イベントで必ずロマンスをやるペニシリンは偉いと思う。
今度出すアルバムに入ってる新曲もやり、定番曲もやり、どちらのファンにも楽しいライヴでございました。
そしてとにかくおーちゃんだわ。(ためいき)
BOUNTY
見たかったんだよーバウンティー
O-WESTをMステに変えるバンド、BOUNTY。
曲が聞きやすいんだよね。90年代に「テレビで見ていたバンド」の音楽だから。
ボーカルAoiがハイドだとか、まぁそういうこともアレだけど、ハイドはハイドだしAoiはAoiなので。
結局最初から最後まで見たよバウンティ。フル・バウンティ。
やっぱりテレビだな。
Aoiが歌う時に投げる目線は50mくらい先を見ている。あなたのお客さんは3mくらいですよー。「みんなー!」って呼び掛けるのやめて!笑っちゃう!「(テレビの向こうの)みんなー!」あはは!
どこが違うんだろー。どこがおかしいんだろー。なんでテレビなんだろー。
考えること、しばし。
お立ち台がないんだ・・・!
バンドマンのボーカルに必須であるお立ち台がない。だからスピーカーに脚を掛けて歌うんだけど、その絵が違和感の原因。
この人の年齢って?なんでこんなに古臭いんだろう。なんで動きが古いんだろう。なんで衣装が古いんだろう。なんで髪型がWANDSみたいなんだろう。センスが古いんだな!古典主義!
逆立ちしてもでんぐり返ししても現代バンギャルの心は掴めないだろうに、どうしてV-ROCK FESに二日とも出てるんだろう。大人たちの思惑如何。
ギターのカズが「いぇーい!」って言ってて、それもまた古い。
BOUNTYいいな。楽しかった。
Mステ見たどー!
Sebastianが!ね!
ものっすごいかっこよかったんだ!!
アルバムには「ちょっとだけ(敏さん曰く)」しか入っていなくて、ライブで聴かないと全貌が分からない曲。
この日のライブではファンクっぽくなってた。縦にのりたくなるような。
こういうファンクっぽい曲を叩くまーしーを見たことがなかったので、とても新鮮。ファンク好きって言う割にあんまりやらないよねぇ。ふふーかっこいいーふはー
パシーン!パシーン!って、まーしーらしからぬ力技を見せたりしてさー。ふはーーー!!!
Sebastianを聴くためだけでもライブ来る価値あるでしょ!
アルバムと同じ流れで、次はGood Fellow。
今の私の大ブーム。
Good Fellow名曲。
俯き加減で、首を傾げながら、「メランコリィ・・・」って呟きたくなるよ。この曲。
そして密かにドラムがおいしい。耳をすませば。耳をすませば、シンバルの小さな粒。
ま「次にやる曲は、今回のアルバムの中で唯一自分が作った曲で・・・滅多に作らないんですけど、作ってみました。」
拍手!
ま「へへ!これがやってもらいたかったんです!」
お客さんに拍手してもらいたかったらしい。そんなん!
ま「作曲する時にピアノとかでやるんですけど。パソコンの打ち込みとか普通は使うんですけど、自分は使わないんですね。自分で弾いてて。でも弾けないから、ずーっと練習してんですよ。弾けるまで練習して、弾けるようになったら、また次のアイデアを探して・・っていうのを繰り返すんです。だからものっっっすごい時間がかかるんですよ。」
び「この曲は、まーしーが作ってきたとおりを弾いてるんです。難しいんだよ、この曲。弾けないもん。ほんと、まーしーがピアノじゃなくてよかったー。」
Evidenceのピアノは難しいらしい。
うーん。まーしー・・・すごい。すごい。なんてすごい人なんだろう。
期待を煽りに煽ってはじまったEvidence。
うわぁ・・・これが・・・これが・・・!
期待が大きすぎて耳も脳みそも心も「うぎゃぁ!」ってなっちゃって、実際のところ音の記憶がほとんどないという、ね。残念。
あーでもー・・音源の方が「感動的」ではあったかな。
というか、曲が難しすぎるせいか、うまく合ってなかった。リズムもメロディも。だからうねりも出てこない。ラストの高揚するところがうまく盛り上げ切れなくて、「こうしたいんだろう」ってことは分かるんだけど、その目標地点まで達せずに終わった、という印象。
難しいんだ、たぶん。
だってまーしーが作った曲だし。
Incentiveを初めて聞いた時、なんとマニアックな構成だろう!って苦笑したもんだわよ。
Evidenceが名曲なのは間違いない。
でもライブの中でこの曲をどう扱うのかが、まだ分からない。
扱い方が、分かりやすいようでいて、やってみると実は分からない、ということに気付く。そんなタイプよ。
So Far Awayはポッサムベースが響く。
1stだか2ndだか忘れちゃったけど、ソロパートがあった。
敏さんが反則だ。凄まじかった。エレクトリックピアノとクラシックピアノを片手づつ弾き分けてたよ、あの人。
そして、ポッサムが弓でベース弾くと、どうしてまーしーは笑うんでしょ。
Summertimeが始まると、うわぁ!って盛り上がるのね。
初めのピアノがチャーラッチャーラーン!って鳴った途端に「きた!」って雰囲気になる。
ラスト、ぐわーーーってうねって盛り上がって昇っていく感じが、とてもRe-Trickっぽくて好き。この高揚感が!
たぶんね、アルバム「Evidence」を聞くと、初めにEvidenceに撃ち抜かれるの。その次にはまるのが、たぶんLullaby。だって、もう、たまらないもの。脳波に直接作用するもの。
子守唄。うん。ほんとに、そう。
ポ「今のはララバイという曲です。次にやる曲がラストになります。」
客「えええええ!!!」
ポ「・・ふふっ!いいともみたいだね!」
ポ「なんか、、なんかないの?しゃべること、ないの?」
ま「・・・今のはララバイという曲です。次の曲がラストになります。」
ポ「それもう言ったじゃーん」
ま「今のララバイって曲は、ほんとは予定になかったんです。今回のアルバムは、元々は12曲の予定だったんです。レコーディングの時に、1日目終わって、2日目にまた集まって。すっごい疲れてたんですね。みんな疲れてて・・・だから始める前にゆっくりした曲で慣らそうってことになって、なんとなーく合わせてて、それでなんとなーくできたのが、ララバイ。」
び「せっかくだから入れようかーって。こんなんで作ったのに、二人がきれいに合わせてくれて。ほんと、ありがとうございます。」
び「ラストの曲は、これは今回のアルバムの曲じゃないんですけどね。聴いて下さい、Decadence。」
最近はいつもPicasso→Decadence の流れだったので、Decadenceのイントロから始めるのを見られるのが嬉しかった。
あの変てこで超絶なドラムソロ。
そうか。ラストはDecadenceなのか。
メンバーが去りきってないうちからアンコールかけて、すぐさま出てくるメンバー。
ま「うちのバンドはアンコールに出てくるのが早いんです。前のメンバーが、「お客さんの手を痛めてはいけない」って言ってて(笑)、それからの伝統で早いです。」
ま「アンコールの曲は・・・前のメンバーがいた時はよくやってたんですけど、今のメンバーではあまりやってなかった曲です。・・あれでいいんですよね?あ、はい。Spainです。」
Spain がー!!!
こないだチッタで見た時、「まーしーのSpainが変わってしまったあああ・・・」と悲しんでいたけれど、変わってなかった。いや、ちょっと変わったけど。基本的には変わってなかった。遠目で見てたから分からなかったんだな、きっと。
まーしーが叩くSpainをこの距離でじーっと見られる。これ以上の幸せはないです。ないのですよ!
ほくほく。
アンコール、もう一回かける。
すぐさま出てくるメンバー。早い!
しかも、敏さんがピアノに走り寄っていきなり超高速でPicassoのイントロ弾き出した。むしろ、走りながら弾いてた勢い。
急いでポッサムがベース構えたので、まーしーの行き場がなくなったよ。ウロウロするまーしーがおもしろいの。
Picassoの最初のとこはしばらくドラムないから、敏さんに任せとけばいいしねぇ。
ピアノソロがいつ一段落するのか窺っているベース&ドラムがステキ。時々、予想外に早く出番が来ちゃって慌ててるドラムがステキ。叩いてるうちにどんどん向こう側にズレていってしまうハイハットを足で引き寄せてるのがステキ。
大盛り上がりのPicassoで〆るという、Re-Trickらしい終わり方でした。
もう1回アンコールかけてたら何やったんだろ。
うーむ。
いいライブであったよ。
新しい音源が出た時のツアー始めって、奇妙な高揚感と一体感がある。期待も大きいし。
はぁ・・・
この日のライブを思い出すだけで胸が・・・
歴史に残るライブ!
Re-Trickの歴史にも!
音楽史にも!(ぷぷ・・)
私の貧弱な音楽歴にもね!
最初の2,3曲くらい、緊張しててあんまり覚えてない。
シャカシャカ揺れてるブラシをじーーーっと見てて、柄のところでシンバルかつーんって叩いたところでハッと恋に落ちる、みたいな。えへへ。ブラシにマヂ恋。
ドラムにも音階があります。
と解説していたのは篤人様だったか。
敏さんの出方を窺って構えているまーしーが、敏さんの音に合わせてシンバルを選んでカツンカツン鳴らしてるのを見て、聞いて、「あぁなるほど。ドラムに音階ね。」と分かった顔をする。
Stringsが、とても好き。
初めて聞いた時はちょっと気持ち悪くなった。
アルバムに収録されているのは比較的聴きやすくきれいにまとまってるみたい。
この日のライブでは、もうちょっとかっこよく、ロックバンドみたいになってた。強め、強め。
最後のあたりで、一瞬だけ間を置いてから、「ジャッジャッジャッ!ジャーン!」ってピアノベースドラム合わせたところがかっこよすぎてかっこよすぎて、体が折れた。折れましたわー!
この前か後くらいにMCがあった。
ポッサムMC。
MCは2回あって、なんだかいろいろとしゃべってた。
ポ「今回のEvidenceはアコースティック、ということで。それなのになんでエレベなのか?って、思いますよねぇ・・」
(ポッサム、エレクトリックのを使用してました。)
ポ「実は、こないだ別の仕事で演奏してたんですけど、その時にネックを折っちゃったんですよ。」
えええええ(゚ロ゚;)え
ポ「しかもそれ、結婚式の仕事だったんですよねぇ・・」
び「縁起悪いな!(笑)」
ポ「ですよねー」
び「折れてだいじょうぶだったの?」
ポ「だいじょうぶじゃない!」
び「弾けるの?」
ポ「弾いてるフリ。折れたとこをバコッってはめて、あとはなんとなく誤魔化して弾いたフリしてた。」
び「音は?出るの?」
ポ「出ない。でもガヤガヤしてたから聞こえてないし、だいじょうぶだった。でもねー結婚式だしねー・・・あれは申し訳なかった・・・」
この日だけ限定の、Re-Trick×JZ Bratのコラボプレートの宣伝。
メニューの紙を読み上げるんだけど、「Re-TrickかけるJZ Brat」って言ってた。「かける」って。
ま「こちらからリクエストしてメニューを作ってもらうことって、ほとんどないんですよね。珍しいんです。今回は「オシャレな魚」ってリクエストして作ってもらいました。なんで魚にしたかっていうとー、僕、一人暮らしなんですよ。それで、自炊しないんでほとんど外食なんですね。」
(お客さんが「えー・・・」って。)
ま「いや、お金ないんですけど!金はないんですけど、まぁ、、、安い牛丼を提供するところによく行ってまして。必ず生野菜をつけてます。それかカレー。」
・・・
ま「魚を食べることがないんですよ。だからこういう時こそ、栄養補給!って思って。」
ポ「自分のためだったんだ?」
JZ Bratの店員さんがプレートを持ってスタンバイしてて、メンバーがちょっとづつ食べてた。恒例のやつ。
敏さんが食べて、「おいし~!」
まーしーが食べて、「おいしい!」
ポッサムが「本当にそんなにおいしいのかなぁ~(棒読み)」って言って、一口食べて、「おーいし~~」。マイクにエコーがかかってました。
、、ぐだぐだ、、、
スペシャルオリジナルカクテルの宣伝もね。
毎度お馴染み、試食コーナーですよ。
JZ Bratの店員さんが持ってきてくれたカクテルを「ちょっと飲んでみましょう」とか言って飲むまーしー。
ま「これはEvidenceの青をイメージして、青いドリンクなんですよ・・あれ?青?緑?」
ポ「緑だね。」
ま「光があたると緑色になって、本当は青なんです!」
ほほー・・・
ま「何が入ってるんだっけ?」
ポ「メロンのお酒?だっけ?まーしーがよく飲んでるの。ほら。メロンソーダ。」
(客席に「かわい~」って雰囲気が漂ってた。)
ポ「いっつも飲んでるじゃん。ほら、ドリンクバーとかで。」
(客席に「ちょwwドリンクバーてwww」って雰囲気が漂ってた。)
オリジナルカクテルは、メロンリキュールとかグレープフルーツジュースとかが入ってたらしい。飲んでない。
「何か話すことないの?」と、3人がお互いを突き合ってMCする。
たしかポッサムが何か話して、客席が「・・・で?」って空気になったところで、「今のがオチだったんですけど」って言ってたような覚えが。
ま「こないだ大阪に行った時に、帰り道にパーキングに停めようとしたんですよ。もうかなり遅くて、3時くらいで、グダグダに疲れてて。僕はその時助手席にいて、ポッサムが運転してたんですけど。駐車しようとしていて、何回も何回も切りかえすんですよ!だんだんこっち側(窓)からライトで照らされてきちゃって。順番待ちしてる車がいっぱい溜まってきちゃって、「早くしろよ」みたいな。それで、あと1回切り返せば終わりだーって時になって、ポッサムがいきなり「わかんなくなっちゃったぁぁぁ!!」って言って、助手席から消えたんです!で、後ろからマネージャーが運転席に来て、駐車した、という話です。」
ポ「ハンドル右にきったら左にいく?右?左?とか、どっちがどっちか分かんなくなっちゃったんだよ!」
ま「もう、ね。ほんとに・・・。」
まーしーがポッサムを見ながら「・・・言いますよ。(そっちのが)年上だけど。」って言ってて、おもしろかった。
ポッサムの天然っぷりを前にすると、まーしーもああなるのか。若干本気でイラッとしてるのがおかしい。「しっかりしてくださいよ。洒落になんないっすよほんとに。」みたいな。
ライブです。
前はArchaicを聞くと深ーーーく悲しい気持ちにさせられてたけど、最近はだいじょうぶ。
「悲しい」って気持ちを頭から浴びせられるような曲なんだよねぇ。前の方が涙腺を刺すような低音だった気がする。
そしてドラマチックなInner Flame。
前傾姿勢のまーしーをたくさん見られる、お得な曲。
メンバーソロがあったのはReflectionだったっけ。
「次で1stステージラストです。次の曲は、このJZ Bratさんに捧げた曲です。・・・捧げた?捧げてはいない!」
ポッサムよぅ・・・
初めてEvidenceを聞いた時、1曲目のFrom J to Z を聞いて、「バラードって言ってたけど嘘じゃん!」って吹き出したものでした。どこがバラードだよっ!と。
From J to ZとSummertimeは今までのRe-Trickっぽい曲だね。速い。
1stステージが終わって、ポッサムが「2ndステージは9時?9時だっけ?9時から・・です。それではみなさん、しばしお食事を・・・?あれ?あははっ!」と、また崩壊してて、
後ろからまーしーがそれを打ち消す勢いで「2ndステージは9時からです!ありがとうございました!」って言ってた。
まーしーがしっかり者になってるー・・・!
ドラムソロの残影が目の前にチラついてチラついて、テーブルに頭を打ちつけたい。
青い、キラキラした子が。
今のRe-Trickが今のRe-Trickであることを証明し、それ以上にはみ出すところはないし、足りない部分もない。
今のRe-Trickにしかできないことをやっていて、その迷いのなさ、当たり前のことを「当たり前でしょ?」と潔くすくい上げて切り取ってしまうあたり、このRe-Trickというキワモノ集団が持つ抜群のセンスの良さだと思うんだ。
本当に、どうしてこんなにセンスが良いんだろう。
センスが良いという言葉にセンスがないの!
大きな大きな石のブロックとブロックの間に、紙が1枚挟めるだけの隙間がありました。
Re-Trickというのは、その紙一重の隙間を豪速で飛び抜けて来る剃刀なのです。
「だってそこしかないじゃん?」って笑いながら。
ほら
ジャンル違いだからさ。私。
こんなドライな具合が、とても新鮮なの。
「(俺が)かっこいいことしてやろう」という気負いがないバンドマンなんて、見たことなかったわ。
Re-Trickってね
「そこしかないよね」というスペースを、絶対に逃さないの。
その、
そこの、
一瞬の間に、この音が欲しい。
そう感じた瞬間には、もうそこにそれはあるの。
だってそこにはそれしか有り得ないからね。って。
Evidenceは、聞けば聞くほどに納得できるアルバムです。
納得
理解
掌握
うーん・・
聞けば聞くほどに、私の元に来てくれる。かな?
遠く遠くにものすごく巨大な美しい水晶を見つけて、あまりのことに、あまりの荘厳さに呆気にとられる。
何度も見て、何度も耳をすませて、
そうすると次第にそれが近付いてきてくれて、気付いたら私はすっぽりと包まれていました。
それならもう、それは元からここにあったんじゃない?私の「中に」あったんじゃない?
それがだから、証明。
このアルバムを「Evidence」と名付けてしまうことが、もう。刺される。何度も。
そうか。証明。か。
「Evidence」を名乗る、その姿勢が悲壮。
Re-Trickのイメージは、水晶や、深海の氷河です。
1st stage
Blue Motion
Viridian Dance
Stream of Pieces
Strings
Archaic (Evidence ver.)
Inner Flame
Reflection
From J to Z
2nd stage
Ambivalent
Sebastian (live ver.)
Good Fellow
Evidence
So Far Away-You've Got a Friend
Summertime
Lullaby
Decadence
en.
Spain
en.2
Picasso
Plastic Tree
このバンドって、こんなに幸せそうにライヴする人たちだっけ。
あの温かい気持ちを表す言葉は「楽しい」ではなく、「好き」でもなく、「幸せ」だと思うんだ。
ただ見ているだけでポカポカと幸せで温かくなって、ところどころでギュッと締め付けられる。
有村さんはクルクル回ったり、飛んだり跳ねたり、走り回ったり。
ナカヤマさんは穏やかな顔して、嬉しそうに微笑みながらギター弾いてる。
リーダーも吹き出して笑ったりしてる。
ケンケンも、会場の隅々まで目を配りながら、充実した顔して演奏してた。
なんなの、この、穏やかっぷりは。
客が少なくて、しかも年齢層が高くて落ち着いていたことも原因の一つかしら。
修学旅行の夜のキャンプファイヤーみたいな、独特な高揚感と、静寂と、終幕の哀愁とが入り混じった雰囲気。
Plastic Tree特有の取っつき難さが、ちょっと苦手。
あの突き放された感じが苦手なのではなくて、「手を出したら大変なことになる」感じが、足を踏み止ませるんだ。
おぼろげながら、その魅力は感じる。薄薄と、感じる。
でもその巨大なものに本気で取り込まれようとしたら、全力で取りかからなくてはいけないような気がして、でも私にはそんな余裕がないのでやめとこう、みたいな。
それと、Plastic Treeは「Plastic Treeらしいもの」を踏襲することが目的になっているような気がして、それも苦手だった。
やりたいことをやっていたら、それがPlastic Treeの形になっていました。というものではなく、
「Plastic Tree」があるべき姿を補完し続ける作業がPlastic Treeの本分です。というもののように。
目標と手段の逆転。
実際どうなのか知らないけど、傍から見ているとそう感じられただけ。ま、実際はそんな簡単なものであるはずがないんだけど。
幸せな空気を感じられるライヴだった。私はそう感じました。
ただ、それは感想の種類のうちの一つに過ぎず、「幸せな雰囲気」だから「いいライヴ」だというわけじゃないし、ものっすごく不安定でボロボロのライヴも「いいライヴ」。胸を抉られるような、刺されるようなライヴも、とても好き。
それを踏まえた上で、この日のPlastic Treeは「幸せを感じられるライヴ」でした。
はにかみながらしゃべる有村がかわいかったので、積極的に騙されてあげようと思ってあげました。
「まだ帰りたくないよぅ」ってモジモジしながら名残惜しそうにしてる姿は、殴りつけたいほど愛しい感じでした。
でね、リーダーがかわいい。
足腰がヨロヨロしてるところに萌え、です。
アンコールで出てきた時に襟足を結んでて、そのうなじに萌え、です。鳥ガラみたいな首筋。
か
かかかかかわいいなおい!かわいいぞおい!!
隣りの人は「ぐええええマキラかっこいいいいい!!!」って叫んでた。あ、たしかに、かっこいい。ほどよく気持ち悪くて、それがさらにかっこいい。
ケンケンは想像以上にいけめんだった。黒髪さいこうイエーイ!
あの佐藤健太郎という人は、元々何やってた人なんですかね。ヴィジュアル系のドラムじゃないようだけど。一緒にいた人が言うには、ジャズの何とかっていう叩き方をやってたからジャズ系やってんじゃないか、とか。
へえええ・・・おしゃれえええええ・・・・・
衣装もかっこよかった。豹柄ニット。隣りの人が「いくら顔がキリンに似てるからって衣装までキリン柄にしなくてもいいのにー」って言ってて、哀しくて笑った。キリンじゃないだろ!豹だろ!
予想外にPlastic Treeが楽しかった。
楽しかったんだけど気になったのが・・・客がうるさい。なんでMCで有村と会話してんの?あれが普通?「ありむらさーん!」って。特に上手!うるさい!
Plastic Treeのライヴではあれが普通なのかな。なんでキレないんだろ。有村が客に向かって「かわいいなぁ!」とか言ってて、へぇ・・へぇええええ・・・って・・・。
ディスパを見に行っていれば年に1,2回は見かける機会があるので、それくらいの頻度で見られれば嬉しいかな。今度またV-ROCK FESで見られるし。
おし。
満足だ満足だ。
寒さに耐えてよくがんばった!(純一郎)
帰るぞー。
硝子の箱
本、ライヴ、映画、靴、洋服
GRAPEVINE
D'espairsRay
Sugar
SUICIDE ALI
Re-Trick
g.o.d
1TYM
G-dragon
UNBILICAL
BELLY BUTTON
LOGAN
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