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プリンセス・ロキがド・アークたちと楽しい日々を送っているちょうどその頃、お城では継母・殊が鏡・シズナに向かって話しかけておりました。

殊「やっと邪魔者がいなくなったよ。」

シズナ「アノデッカイノ!」

殊「これでもう大丈夫。さぁシズナ、この世で一番美しいのは、誰?」

シズナ「クルッタ!」

殊「は?」

シズナ「クルッタ!ハイセン!クルッタ!」

殊「シズナ、背後から煙が出てるけど・・・だいじょうぶなの?」

シズナ「ショート!ショート!ヘルプミーバカヤロウ!」

殊「ねぇ、この世で一番美しいのは、誰なの?」

シズナ「ウルセェ!ロキダヨ!ロキ!デッカイノ!!」

怒り狂った継母・殊は、プリンセス・ロキを殺すために出かけることにしました。
継母・殊がいつもどおりのメイクと衣装で行ってしまうとプリンセス・ロキに身バレしてしまうので、殊はまずメイクを落とし、109-2で服を買い揃えて、爪先の尖ったブーツを履きました。

殊「これで僕だとは分からないはず。完璧だ。」

しかし継母・殊は気付いていなかったのです。バンギャル男がいくらギャルオになりすまそうとしても、随所から滲み出る濃厚なバンギャル男臭があるということを。
例えば携帯のストラップ。
例えば黒白ツートンの靴下。
例えば財布がゴルチェ。

正体に気付かれていないと信じているのは自分だけなのに、継母・殊は意気揚々と街を通り抜け、黒い森へ向かいました。

黒い森に着き、プリンセス・ロキがド・アークたちと暮らしている借家を探し出した継母・殊は、家の中を覗き込みながら言いました。

殊「おはよーございまーす!ロキさーん、いますかー?」

中で化粧直しをしていたプリンセス・ロキは、懐かしい声に誘われてついつい外に出てきてしまいました。
どこかで見たことある顔だな・・・と思いながらも、誰なのか思い出せなかったプリンセス・ロキは、こう尋ねました。

ロキ「どちらさま?」

殊「レプリカでベース弾いてる殊です。はじめまして。」

プリンセス・ロキは首を傾げ、「こいつ、パンピぶってるけど絶対この界隈の人間だよな・・・」と、不審に思いました。

ロキ「どんなご用件ですか?」

殊「僕、今、生活に困っていて、ダイエット食品の販売のバイトをやってるんです。」

ロキ(どうして今俺がダイエットしてるって知ってるんだろう・・・)

殊「このV-kei王国で生きる者は、太ることが許されていないじゃないですか。この商品はマジで効きますよ。即効です!」

ロキ「ほんと?じゃぁ試してみようかな。」

殊「とりあえず試供品を差し上げますんで、飲んでみてください。即効っすから!」

ロキ「この薬、ズブロッカで飲んでもいい?」

殊「ダイエット中は酒は厳禁ですよ!」

プリンセス・ロキはそんな忠告を無視して、手元にあった日本酒で薬を飲み干しました・・・


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