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知り合いのバーに逃げ込む。こっそり籠もるのが好き。
ここは都会の片隅
青い光に照らされるグラス
アルコールの匂い
花
暖かい空気
登場人物
TSさん
店のマスター
イケメンのゲイ、というかオカマ
聞き上手で話し上手で気が利いて傷付きやすい
TR子ちゃん
従業員
かわいいオカマ
ピンクと迷彩柄が好き
硝子
客
ごくフツーの女
TSさんに手を握られて「うんうん」って話を聞いてもらう。
体温って安心する・・・。
話す時に手を握ってくる人、いるでしょ。それ、私。癖なんだ。
TS「ねぇ。○○(別のバーの名前)の店員のMとTだったら、どっちが好み?あたしね、付き合うならM。Tは顔はいいけど・・・遊んでそうだし、安心できなさそう。長く付き合うならMよね。」
硝子「うーん。どっちかと言えば、Tかな。あの人、浮き沈みが激しいじゃないですか。」
TS「あら。そうなの?」
硝子「機嫌がいい時と悪い時の差が激しすぎるんですよ。落ち込むと手が付けられないし。ものすごく不安定。」
TS「それがいいの?」
硝子「うん。おもしろい。」
TS「えーなんでー?」
硝子「あー揺れてんなーって。見てておもしろいから。」
TS「この子ね(TR子)、ものっすごい不安定よ。ね?」
TR子「そーなんですよー。僕、すぐ落ち込んじゃうんですー。」
TS「ちょっとあんた、硝子ちゃんに話聞いてもらいなさいよ!」
TR子「なんで不安定な人がいいんですか?」
硝子「私自身が安定してるからかなー。」
TS&TR子「す・・・・・・・・っげーーーー!!!」
TS「自分で自分を「安定してる」って言い切れるのがすごいわよね!」
TR子「気分の浮き沈みとか、ないんですか?」
硝子「あんまり・・」
TS「そう言えばそうね。ブレない感じがするー。」
TR子「いいなぁ・・いいなぁ・・・じゃぁ、目の前で不安定な人がウジウジしてても・・・」
硝子「ん。どんと来い。」
TR子「・・・ヤバイ惚れた。女の子なのに惚れそうになった!」
TS「(笑)」
TR子「硝子ちゃん、落ち込んだりはしないんですか?」
硝子「落ち込むこともあるよー」
TR子「僕、一つ失敗するとすぐに落ち込んで、連鎖的に失敗しちゃって、さらに落ち込むんです。だから、何か失敗してもすぐに切り替えて「次!」って言える人が羨ましい。」
硝子「うんうん。反省はするけど・・」
TR子「後悔はしない!ですよねー。僕は後悔もしちゃうんですー」
硝子「基本的に、自分に自信がない?」
TR子「ない!全然ない!どうやったら自信が持てるのか分からない!」
硝子「いいところはいっぱいあるはずなのに。」
TR子「自分で自分を褒めてあげることができないんですよ。自分を認めてあげられない。」
硝子「そんなんできる人の方がイヤだけどね・・・」
TR子「でも、自分自身で「ここまでできたらいいや」っていうラインがあれば、そこまでできた自分に納得できるじゃないですか。それができないんですよ。他人から認めてもらわないとダメなんです。全て、他人任せなんです。」
硝子「それじゃ、「それでいいんだよ」って認めてくれる人が近くにいると、いいんだね。」
TR子「そうそう。自分以外の人に肯定されて初めて安心できる。」
硝子「褒められて伸びるタイプ?」
TR子「そう!まさに!叱られると凹むだけ。」
硝子「私、叱られて伸びるタイプ。褒められても何とも思わない。」
TR子「僕もそういう強さが欲しい~。」
硝子「TR子ちゃん、人見知りする?」
TR子「めっっ・・・・ちゃくちゃ人見知りする!全然話せない!」
硝子「でも今、すごいしゃべってるよ?」
TR子「あのね、話しかけてくれれば、話せるんですよ。自分からは話せない。」
硝子「それは、なんで?うまくいかなかったらどうしようって心配になるの?」
TR子「そうそう。嫌われるのが怖いんですよー。」
硝子「拒絶されるのが怖い、とか?」
TR子「うん。だから自分からは行かない。」
硝子「でも、話したいと思う人が目の前にいたら、話さずにはいられなくない?」
TR子「だめ!むり!すっごい話したくても話せない!」
硝子「話したいのに話さないの?」
TR子「こっちから話しかけて拒絶されるくらいなら、初めからドカーーーンと壁作って、その中で一人で閉じこもってた方がいい。」
硝子「さみしーじゃん。出ておいでよー」
TR子「そう、それ。向こうから「出ておいでー」って壁を壊して入って来てくれれば、出て行けるの。」
硝子「私、人の壁を打ち壊して入ってくー(笑」
TR子「うわぁ(笑)。怖くないんですか?」
硝子「壁のすぐ向こうにいる人に会えないことがもどかしいから。そのもどかしさの方が、怖さよりも勝るの。」
TR子「そこで拒絶されたらどうするんですか?」
硝子「人間関係って、初めの一発だけじゃないでしょ。第一印象はあくまで第一印象だし。初めの一歩で失敗しても、次があるよ。」
TR子「へぇ・・・」
硝子「第一印象がどうであっても、知り合って1日経って、1ヶ月経って、1年経っていけば、その間にも好きになったり腹を立てたり、いろいろあるもんだよ。時間が経てば、第一印象がどうだったかなんて笑い話やネタの一つになるんだからさー」
TR子「なんか勇気が出てきた・・・」
硝子「人間関係は一発勝負じゃなくて築いていくものだよ!お互いのことを知って、関係ができてきたら、今度はその関係性を大事にしようとして行動するようになるでしょー。相手を守ろう、この関係を守ろうって。だから、初めに失敗しても大丈夫。」
TR子「そっかー・・・そう考えれば、もうちょっと気楽に話しかけられるようになるかも・・・。でも基本的に自信がないから、どうしても自分から行けないんだよねぇ。」
硝子「たぶんさ、みんな怖いんだと思うよ。TR子ちゃんだけじゃなくて、みんなが。私もそうだし。みんな傷付きたくないし、拒絶されたら嫌だし。嫌われても平気な人なんて、いないでしょ。だからね、みんなが怖いんなら、私はそれを引き受けようって思うんだー。「拒絶されたらどうしよう」っていうリスクは、全部私が背負ってあげる。だから出ておいで!」
TR子「かっこいーーー・・・。そこらの男の子よりも男らしいっすね。それで落ち込んだり傷付いたりすること、ないんですか?」
硝子「あるあるー。こないだもよく知らない女に成り行きで挨拶したら無視されて、ちょっと凹んだし。(注:このブログと関係ないところの話です)」
TS「腐ったオカマみたいな奴ねっ」
TR子「それで落ち込んで、次から怖くなったりしないんですか?」
硝子「落ち込むけどー・・・。まぁ、合う人と合わない人がいるしねー。私、その人たちと仲良くなりたくて声掛けたわけじゃなくて、挨拶として「こんにちは~」って言っただけだし。たぶん元から私のことが気に食わなかったんだよ・・・」
TS「気にしなくていいのよ!そんなブス!」
硝子「ううう・・・TSさぁ~んぅわぁ~ん・・・」
TR子「僕、今日は目から鱗です!いろんな考え方がありますね!」
硝子「うわぁ~~ん・・・」
とある夜の過ごし方でした。
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