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吉祥寺という街は
誰かにとっては地元で、
誰かにとっては「我が家の最寄りの繁華街」で、
また誰かにとっては遊び場である。
私の今年の吉祥寺出没率は高い。


吉祥寺Strings

席数28、ってことになってるけど28人入ったらギチギチです。そんなちっちゃなレストランバー。
Re-Trick、前回は予約だけでソールドアウトしてたから、もうこのキャパでは足りないのかも?
この至近距離でRe-Trickを見て聞くことができるのは、大いなる喜びです。

Stringsは音がとても良いのです。音がきれい。音が潰れない。ピアノの音がきれいに聞こえるのって、素敵ね。


ライブは休憩を1回挟んだ2部構成。1時間+休憩30分+1時間。MCとアンコールを入れて、きっちりと時間内に終わる。
そう、きっちり。
後ろからマネージャーさんがきっちりと目を光らせてるよ。
なんてメジャー・・・。(メジャー云々って発想が既にメジャーじゃない?)
いやほんと、マネージャーがいつもいつもきっちりしててさ。一番最後に店内に入ってきて、後ろから客席を見回してるの。(常ににこやか。)ライブが終わったら店の人に挨拶して回って、メンバーを呼び出して取り急ぎの注意事項(たぶん、ライブの出来について)を伝えて、メンバーが機材を片付けるのを手伝って、タクシーを拾ってきて、機材を積んで・・・
そして何よりすごいのが、ファンの顔を覚えてる。しかも挨拶までしてる。
すごいねマネージャー。
こうやって大きくなっていくんだ。


いつものように、私の視線はドラムに釘付けなわけです。ジャズドラマーってこんな感じなのかー、と。
まーしがドラムソロを叩く時、井上くんと菅原さんがすごくおもしろそうに見つめてる。「くるよ、くるよ、くるよぉー・・・ほーらやっちゃった!」みたいな。

まーしは過剰に自分の世界を持っている人のようです。

たぶんきっと礼儀正しくていい人だし、ちゃんと相手の目を見て話すし、まともな人っぽい。
が、それとは乖離したところがアーティスト。

アーティストっていうのは、きっと、「生まれながらの」という人もいるのだろうけど、それ以外の大勢は「アーティスト的な世界に浸っているうちに、思考回路の一部がアーティスト仕様になってしまった人」だと思うよ。
これと同じことは誰しもに言えることだけど。営業マンは営業仕様の思考回路。広報マンは広報仕様の思考回路。
それをアーティストにまで拡大してしまうのは夢がないとか、職業アーティストは真のアーティストじゃないとか、そんなこと
は言えないでしょ。
アーティストという肩書きを持つ人が全てアーティスティックではないのと同じように、
アートとは全く違う世界に身を置いているのにどうしようもなくアーティスティック、
という場合もある。

だからつまり・・・
朱に交われば赤くなる。



Re-Trick、

音源を聞いていると音のバランスがよいですが、生で聞くとけっこうドラムがドコドコいってます。うるさい、というほどではないけれど。

Re-Trickはまずピアノありきのバンドなので、圧倒的な存在感を持つのはピアノです。
ドラムも個性と主張が強い。
結果として、ベースが目立たない。(井上くんは顔に似合わず優男なベースを弾くのです。)


こないだSugarのアルバムの解説本を読んでいたら、自腐でドラムを2つ入れたことについて、
「1つの曲にドラムを2つ入れるのは、普通ならドラマー2人でやるから、その2人の相性が悪いとめちゃくちゃになる」
「でも今回はドラマー1人だからね」
「でもその1人の個性が強いでしょ」
っていう話が出てた。篤人と真悟との会話で。

篤人のドラムは、個性が強いんだ?あ、そう。

他と比較してどうとか、これとそれはどう違うとか、私には分からないです。こと、ドラムに関しては。(弦楽器の方が、機材による音の違いが分かりやすいと思う。)

例えば
ライブの転換で、ドラムの一打を聞くだけで篤人だと分かる。
それはあります。
でもなんで自分が分かるのか、なんで聞き分けられているのか、理屈では分からない。
習うなり研究するなり、どうにかして理屈が分かるようになる方法はあるのかもしれないけど、そこについては「分かるようになること」を意識的に放棄しているので。

あのナイーブなドラミングを「発展途上だ(=下手)」と解す人もいるでしょーね。
もしかしたら、あの音は年齢とともに消えてなくなるものかもしれない。
そう考えたらなおさら愛しくなります。

いろんなものが絶妙な割合でブレンドされて、ああなる。
いろんなものって、例えばラルクとかね。

そしてきっと、まーしになるためには、いろんなものを溶け込ませた「まーしブレンド」が必要なんだわ。

なんつーか
シチュー?

大鍋で煮込まれたシチュー。

何が入っているのか知りたくて、鍋を覗き込んでみる。
見ているだけじゃ分からないから、匂いをかいでみる。味見してみる。
何が入ってるのかしら。

何が、入って、いるのかしら。

今のところ、ぶつけてみてヒットしたのはスライとガッドだけです。むむむ・・・。
きっとものすごい隠し味があるはずなのに。
(こないだ話したジャズドラマー君をつついた時は、「初期ディルが好き」という隠し味があったよ!)



いつまで経っても具体的な言葉が出てこないけれど、
「これを見た」とか「あれを聞いた」とか言えないけれど、
そういうライブがあったっていいじゃないか。
何もかもをそのまんま全て吐き出して書き尽くしたいと思わせるような、そういったものじゃない。

「BLUENOTEの雰囲気って素敵だよねぇ」
「そうだね。いつかは、ね。うん。」

素直になってくれる人に対しては、私も素直になれます。

そして演奏を聴いていても、素直に「あぁ、いいね。うん。」と思える。

それ以外のことに心を煩わされることに、少し疲れたみたい。




ラストは激しめの曲で〆るのは、まーしの趣味らしい。

アンコールはSpain。



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