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『狂気という隣人』と『狂気の偽装』に引き続き。

医療現場の実情は、当事者にしか分からないもんだね。
現実は現実以上でも以下でもない。いつもそこらへんにドラマが転がってるなんて嘘だし、きれいなことばかりではないし、だからと言って汚いものばかりでもない。
そのあたりを冷静で公平な目線で書いてるから、この人の本は好きです。

この本では、最近世間でよく耳にする「心の病」について、実際はどんなものなのかを説明してる。
PTSD、トラウマ、うつ病、LD、ADHD、境界性、自傷、適応障害、摂食障害などなど。

こういう「病気」を自称する人は信用ならない。
というのはもはや常識よね。

そっちの気がある人は、そっちの気がある人を引き寄せやすいものらしく、その逆も然り。
だから私の友人関係にはほとんどいない、なぁ。バンド関係の人間関係にもいない。というか仲良くならない。私があまりにもアッサリバッサリしてるから、敬遠されるんだろう。

こういった「心の病」ブームに乗っかって、「私は実は○○なの」という個性を持たないことには、自分の存在を主張できない。というのも、不幸な時代よね。
挙句、そういう「個性(特殊性)」を持たない「パンピ」のことを見下げるというのも、ねぇ。
私は心身ともに健康なパンピさ!

こないだショックス?のディスパのインタビューで、歪が「バンドのライヴに通っているような子は何かしら悩みを抱えている子が多い。うちらのバンドでもそうだから。そういう子たちの救いになれれば・・」みたいなことを云々かんぬんと語っていて、思わず笑った。つまらないことを言うな!いや、まぁ、いいんだけどさ。実際私だって、いろんなストレスを発散させてるわけだし。ただねー、なんというか。オッサンだなーと思って。そういう陳腐な台詞を言うのかー、って。

当たり前だけど、
悩みのない人なんていないだろ。
しかも今はこんなストレスフルな時代で。
問題は、悩みと一緒に生きていくってことよ。共に流されることを受け入れられるか。

自分の身近な人が落ち込んだり、悩んでたり、辛そうにしてたら、そりゃ支えたい、助けたいと思うよ。
そこらへんの境界を、どこに持ってくるかって話じゃないの?
なんでもかんでも「病」と「症」を付けちゃったら、うっかり手を出しづらい。素人が手を出しちゃダメ!みたいな、さぁ。

年を重ねるとともに体にはガタがくるもんだし、それと同じように心にもガタがくるよね。
なんでもかんでも「私は普通じゃないんです」と主張したがる人は、結局のところ、何かしらで他人の注意を引きたいんじゃないか。受け入れられたいんじゃないか。その方法が「病気」しかないのなら、それは不幸だわ。

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帯の文句が
「草食系男性は肉食系女性に食い散らかされる!モテない男はNo Future!今こそ男性を保護せよ!!」
です。

先輩にこの本を借りる時、内容について軽く教えてもらった。それを聞いて私が「あー。あのアキバの事件の加藤みたいなのですか?」って言ったら、「みーーーんなそれ言うの。みんな、「それは加藤でしょ」って言うんだよ!」って言ってた。
加藤は、ある意味で、今の時代のアイコンになったよね。
それは奴の狙うところであったのか。

この本に書いてあることについて正か誤かを判断することはナンセンスだけど、読んでおいておもしろいのは確か。実際、ここに書かれてるような人は、いるし。
人間観察・・・っていうと趣味が悪いけど、人の思考回路にも流行り廃りがあるもんだなーと思う。
「自分へのご褒美」とか「勉強ができるかどうかじゃなく、頭のいい人が好き」とか、そういう定番文句が流行ることからも、人の思考回路がどれだけ流行に流されているかが分かるよね。

「モテ意識が経済状態並みに階層意識を規定する」
「勉強、学校、経済状態とモテの相関は強い」
「モテない男性は相互共感能力が低い」
「男性は癒し系を求めるが女性は自分の考えを主張したい」
「自己肯定感の不足」
などなど。

男女関係の歴史について佐藤留美さんが書いてる章がおもしろかったな。


うーん。
モテるって、なんだろうね。
私は、目の前にいる人を見るので、ねぇ。
「目の前にないものを論じる」というのが、「モテ」ということじゃないかと思う。

私は芸能人でもなければグラビアアイドルでもないので、「みんなの癒し系」になるつもりはないし、「みんなのアイドル」になりたいとも思わないし、「みんなに認められたい」とも思わないです。
恋人か否かに関わらず、「その人を癒したい」とか「その人を楽しませたい」とか「その人を支えたい」とか「その人に認められたい」とか、そういう風に考える。

男女問わず、誰しも認められたいものでしょう。
でもだからと言って、不特定多数の人間に「すごいね」と言われることで、その欲求は満たされるのかな。
私は、認められたい人に認められたいなぁ。

だからモテたいと思ったこと、ないです。
ま、モテたこともないけど。
「出会いがない」とか「彼氏が欲しい」とか口にしている女の子には、なんでそんなこと言うのかがサッパリ分からないよ。あなたは「出会い」が欲しいの?「彼氏」が欲しいの?「出会い」や「彼氏」は単なる言葉に過ぎないでしょ。そういう机上の空論じゃなくて、「その人と一緒にいたい」ってことが大事なんじゃないの?

かっこいいこと言いたいわけじゃなく、普通に考えたらそうだよなーと思うので。

サブタイトルに「男性受難の時代」ってあるけど、女性だって受難でしょ。おそらく。
モテるための方法は分かっているけれど、それができないから困ってるわけで。というか、できることはできる(能力的にはできる)けど、プライドと自負がそれを許さない、という。
女性もかわいそうなんですよー

私自身は目の前のものにしか興味ないので、そのことが幸せなのか不幸なのか分かりませんな。
人と比べるところに幸せはないと思います。


「モテない男はNo Future!」って、いいフレーズね。
「フューチャー!」で拳上げたい。

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東直己のススキノ探偵シリーズは、あと1冊(『探偵、暁に走る』)で全部制覇します。
主人公の「俺」は、明らかにどう考えてもどう見ても、作者そのものだろう、と。

男性の小説家は、どうして自分自身を主人公に過剰に投影させるんでしょう。
しかも、自分自身の中の「ちょっとかっこいい(と自分で思っている)部分」を、何倍も何十倍にも膨らませて、「実は俺って・・・」と主張する。

分かった!
分かったから!
あんたの「男のコダワリ」は、もう、よーーーーーく分かった!!

と言いたくなるけれど、それが好き。
男の人はかわいげがなくちゃね。


東直己の本は、続けて探偵・畝原シリーズを読み始めました。



新書では、三浦展が引き続き熱い。
「今、時代はモテ。」らしいですよ。いまだに。



それと、許永中について掘り下げた本も同時並行。
こないだ永井豪の「デビルマン」を読んだのですが、その影響で、虐げられる者たちへ想いを馳せることが多くなりました。同情や義憤じゃないです。単なる興味だと思われます。


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『探偵はバーにいる』
『バーにかかってきた電話』
『消えた少年』
『探偵はひとりぼっち』
『駆けてきた少女』

ここまで読んだ。

残りは注文済みで、今は待ち。

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短編集。

表題作の「さようなら、コタツ」が一番おもしろかった。
こういう、繊細な心情をうまーく描いたような作品は、読み手の心情ときれいにリンクすると、読んでいて「そうそう!」と盛り上がるんだろうけど、
私はいまいちだったかなぁ。
おもしろいとは思ったんだけど。

主人公の女性の「36歳」っていう年齢もね、
さすがにまだ「理解」はできないし。

男性に対する構え方も私のとはかけ離れてるし。

でも数年後には私もこうなってるのかなぁー
いやだなぁー

待つのは苦手だ!



中島京子の作品はこれで2つ目で、
これまたお薦めされて読んだんだけど、
すみませんはまりませんでした、と。


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