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D'espairsRayの今ツアー「PSYCHEDELIC PARADE」。
残すはファイナルのみというところで、振り返って総括する。

全通したわけではないけど、今の私としてはかなり行った。恵比寿、柏、熊本、博多、岡山、新潟、山形、それと明日を入れて、全部で8本。全25本(だっけ)の中では3分の1。
「辺鄙なところばかり行く」というコンセプトに沿った遠征計画でした。

して、「REDEEMER」。
ライヴで聞く「REDEEMER」はいかがか。



1.Lizard

ライヴで1曲目にやる曲。
メンバーが登場して、この曲のイントロが流れると、「いよいよ!」と気分が引き締まる。
そんなイントロからなだれ込むようにヘドバン。
歌詞「∞」を歪が何と読んでいるのか気になる今日この頃。
Karyuがギターソロらしきものを弾いているが、ライヴでは実際には弾いていないような気がしている今日この頃。
シャウト部分とメロディアスな部分との行き来、メリハリが聞きどころ。
ヘドバン部分では相変わらず弦2人が腰を折って頭振る。ボーカルもガニ股になって頭を振っているが、姿勢と動きが奇怪すぎて、見てはいけないものを見た気持ちになる。あれは呪術師か。
とは言いつつ自分も頭振ってるのでほとんど見ちゃいない。



2.BRILLIANT

シングル曲。
ライヴでは3曲目あたりでやる。
MIRRORのアンサーソングとして盛り上げた割には、いまいちブレイクできないでいる曲だ。
Karyuが(ほぼ)初めてギターソロを弾いたという触れ込みがあった曲だが、今となってはそこには誰も触れない。
曲調よりも歌詞が斬新。D'espairsRayとしては革新的にポジティブ。作詞者(ボーカル)の心境の変化が最もよく表れている。
ボーカルは、「飛び立つ事さえ頭から消されてる」の「消されてる」を歌わずに客にマイクを向けて、次のパートを歌えと要求する。その後に続く「飛べない鳥たち」を客に歌ってほしいらしい。みんな、歌おう。
ノリは拳と手扇子。
高みへ高みへ昇ろうとするラストは、聞いている者の気分を否が応にも高揚させる。


3.REDEEMER

アルバムのタイトル曲。
ライヴでは2~3曲目にやることが多い。
初めて聞いた時にまず耳に付くのは「ダーン!ダーン!」である。歌詞を読むと「Down!Down!」と言っていることが判明。
バンギャルの心を打つかわいらしさを持つPVの影響か、こんな曲なのに印象は「かわいい」。
今のD'espairsRayらしさを体現したポジティブで力強い曲になっている。
「ギリギリのスリルで錆びたHeart火を点けて」、「暴走してくCHAOSの渦へDown!Down!飛び込め」、「絶望してる時間など無いNow!Now!突き抜けて」、「存在を、その意味を叫べ 「俺は今、此処にいる」」など、など。
「噎せ返るTHIS WORLD」が「噎せ返る絶望」に聞こえる。
ボーカルが歌う「Screaming out your emotions!」に続けてコーラスが同じフレーズを繰り返すが、ここを客にも歌ってほしいらしい。みんな、歌おう。
ノリは基本的には拳一本。たまに、曲全体を通してヘドバンしっぱなしの力強いバンギャルもいる。存在の意味を叫べ。
「かっこいいね」という共通見解が得られる曲だが、それ以上の引っかかりはない。でも嫌う理由もない。タイトル曲なのに思い入れを持たれない曲。その存在がまさにD'espairsRayというバンドを象徴する。


4.琥珀

今アルバム唯一のTSUKASA作曲。
初披露されたのが'07秋で、それ以降ライヴではたびたび演奏されてきたため、一部に熱狂的なファンを持つ。
SCREENやLost Sceneにも通じる、いかにもTSUKASA曲らしい重厚な音。それに合わせられた乙女で甘い歌詞。自分の孤独に自分で酔うお姫様病のセンチメンタル具合を、力強く鼓舞してくれる曲である。
「ひとつふたつ」に合わせてボーカルが指をさす。
ノリは、基本的には棒立ち。サビ部分で激しく手扇子する客もいるが、それを疎ましく思う客もいるようで、バラードでは棒立ちが無難だなと改めて承知する。


5.KAMIKAZE

シングル曲。
08年のD'espairsRay最大のメッセージソング。
「航海」をイメージさせる曲である。イントロが「航海に出発する」ような雰囲気を醸し出し、曲全体の壮大さが「海上の風」を想起する。
耳に残るフレーズは「もっと~もっと~」。
Karyuがギターソロらしきものを弾いているが、ライヴでは実際には弾いていないような気がしている今日この頃。
ラストの「I'm leaving」が、突然の逆ギレのように聞こえる。
メッセージのキーワードは「生きた意味を残したい」。
曲から想像できるイメージが独特なので、そういった意味でも今までのD'espairsRayにはない曲。ポジティブで、未来に向かって期待に胸を躍らせる、というイメージを見ることができる。
ノリはヘドバン。拳なし。


6.Lost in re:birth

おそらく、このアルバムを聞いたときに大多数のマニアが「この曲が好き!」と思ったであろう曲。
初っ端からヘドバン。そして拳。
激しい。とにかく激しい。そしてそんな激しさに続いてメロディアス。そのバランスと切り返しが魅力である。
歌詞の内容はまさに「Lost in re:birth」で、その怒りとやるせなさをぶつけたような激しさを持つ。しかし突如として日本語で「生まれ変わるその時は愛して下さい」と言われると、イケナイものを聞いてしまったような気分になる。そんなヴィジュアル系。
「gotta awake」で横揺れするボーカルの姿が恐怖映像すぎて、直視できない。
最後の「from ache」の後のヘドバンタイムは持久戦。


7.R.E.M-冬の幻聴-

バラードらしいバラード。一般的にバラードとはこんなものと認識されるところのバラード。
歌詞の内容は失恋。「男が書く失恋」と「女が書く失恋」とでは観点と感性とが全く異なるな、と実感する。女の私はこの曲の歌詞には共感できない。そのため、「共感する」のではなく、「男のか弱さをせせら笑う」ことに専念。
曲としては楽器陣よりもボーカルを目立たせた曲。特に、ラストの「帰れはしない場所を」で声を張り上げるところが聞きどころであり見どころでもある。
ライヴでこの曲を始める時、曲紹介としてボーカルが「聞いてください。レム。」と言う。その「レム」の発音が絶妙なかわいさを放っているので、注目。
ノリは棒立ち推奨。


8.HORIZON

シングル曲。
ライヴ本編の後半に入れられることが多い。でもラストにはならない。
初めて聞いた時は、ボーカルがラップをしていることと、あまりにポップで明るい曲調であることに度肝抜かれた。が、どんどんと追い上げ、力をつけ、今となっては「実は名曲!」との呼び声高い。
ボーカルは、「願いを抱いて」の「抱いて」を歌わずに客にマイクを向けて、次のパートを歌えと要求する。その後に続く「この世界が争い 無力さ胸に刻んでも」を客に歌ってほしいらしい。みんな、歌おう。
ラップ部分の「航海Go」は名フレーズで、メンバーのブログではたびたび引用される。「これからメシ行ってくる!蕎麦屋へGo!」など。当然ながらファンもしばしば活用する。
なお、ラップ部分では弦2人が「ウォー!ウォー!」とコーラスしており、客にも同じようにコーラスすることを要求するが、ボーカルのファンはラップしているボーカルに注目するため、コーラスは無視する傾向にある。
ラップをしていること、ラップの歌詞、「ウォー!ウォー!」というコーラス、、、全てがダサい。そしてそのダサさが魅力だ。どうしようもないのに、どうしようもなく感動する。
仕事の帰り道に口ずさみたくなる曲、No.1。


9.MASQUERADE

That's VISUAL-KEI!な曲。
最近のKaryuお得意の、「激しい曲でメロディアス」の典型である。
シャウトとメロディが交互に重なり合うので、おそらく、ボーカルの喉にかなり負担がかかる。
歌詞の書き方や構成が、以前の手法に戻っている。最近の曲は、まずメッセージありきで、そこから肉付けしてストーリーにしている。が、以前はキーワードを並べることで構成されていた。そもそもヴィジュアル系の曲にはそういう作り方をした歌詞が多い。だからフリをつけやすいんだと思うが。
「liar liar」の後、客にマイクを向けてくる。「like a masquerade」を叫んでほしいらしい。みんな、叫ぼう。
ノリは逆ダイと折り畳み。


10.夜空

どうしたんだディスパ!?と思わせる曲。
モッシュしろと言わんばかりの曲調だ。メンバー自らが「最初に言っておく。めっっ・・・ちゃくちゃポップだ!」と言うだけのことはある。
ライヴではBullet(HORIZONのカップリング)→夜空という流れで、本編後半に入れられる。
聞きどころはベース。しかしライヴになるとベースの音があまり聞こえなくなる。(それもどうかと思うが。)ベースソロのフレーズがかわいいので聞いてあげよう。最近のライヴではベースソロの時にはベースがお立ち台に上ってくれたりする。
バンド始めたての若手バンドマンが書いてみました的な歌詞、のように聞こえるが、よくよく読んでみるとそこはかとなく暗く重い。
「星座を描く」で星座を描き、「無重力の傘に」で傘を持つ。
「君がいるから」で客が好きなメンバーを指さす傾向にある。
ノリはモッシュもどきが主。ひたすらヘドバンし続ける客もいる。


11.PARADOX5

幻想的な雰囲気の中でうねるミディアムテンポ。照明は緑。
想起されるイメージは「輪廻」と「回帰」と「永続」。
「samsara」で祈りを捧げる。
おそらく、この曲がツボにはまらない人にとっては、ひたすらに眠くなるだけの曲だろう。
どれだけボーカルが熱唱しても、背後に流れる音は冷めている。ボーカルは熱を帯びているが音は凍るように冷たい。その温度差やバランスがよく、全体的にきれいにまとまっている印象。
間奏から「絶えない愛」につながるところのドラムが聞きどころかつ見どころ。音源だとよく分からない。ライヴだ。非常にかっこいい。TSUKASAに注目すべきポイントである。
ノリは棒立ち。この曲は棒立ち以外にやりようがないので、全て一様に棒立ち。


12.HEAVEN'S COLOR

ライヴの本編ラストに入れられる曲。
アルバムの出口となる曲には、次につながるような曲を置く。バンドのネクストステージに想いを馳せられるような曲を。
何とも掴みどころのない曲だが、掴みどころがないところに掴みどころを作るのがD'espairsRayのファンである。
音源で聞いているだけだと、無色で味気ない曲のように聞こえる。ライヴで聞くともっと感情的で熱を持っている。それがD'espairsRayのライヴである。
曲後半の「Leaving for heaven」「Piecing up "HEAVEN"」を客に歌わせたいらしい。みんな、歌おう。
バンドがこの曲を特別な曲にしたがっているのは痛いほどに分かる。でもKaleidoscopeには勝てていない。
ノリは拳・・・?他にやりようがないから中途半端に拳上げとけ、みたいな。




そんなPSYCHEDELIC PARADEも明日で終わり。
いざ!

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