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共依存

=「他者あるいは他者の抱える問題への嗜癖、あるいはその問題との関係性への嗜癖」

つまり、相手の世話を焼くことで、相手が自分に依存するように仕向けて、依存してくる相手に依存する、ということ(?)


共依存者は、「自分を価値の低い者と感じ、自分が他者にとってなくてはならない者であろうと努力」するものである。
結果として共依存者はワーカホリックとなり、殉教者のように仕え、自ら犠牲になろうとする。

なぜか。

そこまで努力して仕えることで、共依存者は何を得るのか?

世話を焼いた相手が、共依存者に依存するようになること、です。

共依存者は騙されやすい。
「嫌われたくない」、「仲間でいたい」という願望があまりにも強すぎるので、真実か否かを判断する力が鈍り、嘘をつかれていること、裏切られていることを分かろうとしない。

結果として、共依存者は他人を尊敬することができない。
なぜなら、「自分をありのままに見つめる時にだけ、自分を受け入れ、尊び、責任を持つことができる」から。そして「自分が何者であるかを自覚してこそ、別のものを受け入れることができる」。
つまり、ありのままの自分を見つめることができていない時は、他人を受け入れることさえ、できていない。


そして問題は、共依存者であることが、現代社会のシステムから強制されている、ということ。
現代社会のシステムにおいては、他者との関係性において共依存であることが求められている。

共依存者の犠牲的精神は「美徳」とされ、共依存者の不誠実さ(不正直さ)は「善良」、「理解力」とされる。


ちなみに、現代の米国では人口の9割以上が共依存らしい。
(ま、これは、何をどう定義するかによるのだろうけど。)



嗜癖的な関係性とは、"真実の愛"と呼ばれるものである。

「真実の愛とは、相手なしでは機能できない、あるいは生きてさえいけない二人の関係性」のこと。

「あなたなしには生きていけない」という考えが、すでに嗜癖的なんだって。
子どもの頃から、「大人になったら「君なしでは生きていけない!」、「私も!」と言い合って、結婚してハッピーエンド」というストーリーを聞かされ続けていると、すっかりシステムに順応させられてしまうんだと。

「あなたしか見えない!」っていう乙女心は、嗜癖という「症例」なのさ。

乙女は症例!

なんてロマンティック・・・



嗜癖的な人間関係とは、「安全な人間関係」、「静的な人間関係」、「非プロセス的な人間関係」である。
しかし、そもそも人間関係とは不安定で、動的であり、結果ではなくプロセスである。

「安定した人間関係」なんてないと、私も思うわ。
特に、恋人同士などの密な人間関係においては。

それぞれのバロメーターは、常に変動してるでしょ。「やる気」とか「意欲」とか「関心」とか。それを総じて「好きという気持ち」と言うのかもしれない。

自分が100で相手が30の時もあり、自分がマイナスなのに相手は120って時もあり。自分のバロメーターが10くらいしかないのに、相手の120に引きずられてテンションが上がることもあり。

「倦怠期」などと呼ばれる、落ち着いた時期というのも、それぞれのバロメーターがたまたま70~80前後をウロウロしているというだけで、そんなバランスは一瞬にして崩れるよ。(70~80前後って、「相手のことをそこそこ好きだし、別れるほどの理由もないし、適当に流しとけ」っていう数字だと思う。)

男の人はロマンチストだから、「今が永遠に続く」とか信じきっちゃってる(もしくは信じたいと願っている)ことが多いけどさ。
関係性はダイナミックに変化するものだから、今日は「すごく好き」でも、明日には「なんかいまいち」になってることは往々にしてあるもので。それでも「義理」とか「情け」とか「惰性」とかがあるから、そんなことは言わずにいるわけだ。
その変化が醍醐味でもある、と思うんだな。

永遠なんて信じてないし。
って、そんなことは恋人(男性)には口が裂けても言わないけど。

でもさ、永遠なんて信じていないからこそ、今、相手に優しくなれるんじゃないの?

いつまでも永遠に優しく世話をしてあげなきゃいけないと思ったら、やる気なくすよ。
リミットがあると分かってるから優しくできるんだと思うけどなぁ。

言葉にすると、とても薄情に聞こえる。


私は、今、ここにあるものを、そのまま丸ごと肯定しよう、受け入れようと思ってて。
でも「今」は絶えず変化しているから、今の「今」を受け入れている事実と、その次の「今」を受け入れるかどうかの判断は、別ものですよ、と。


いつまでも
あると思うな
愛とカネ

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