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(あらすじ)

ベイルートの小さなエステサロンに集う5人の女性たち。結婚を前にフィアンセに過去を打ち明けられないイスラム教徒のニスリン。不倫の恋に振り回され、結婚を期待する親に嘘をついていることに悩むオーナーのラヤール。長い髪の美しい顧客に心惹かれるリマ。毎日サロンに通うジャマルは、オーディションを受け続けるが上手くいかず、年を重ねる自分を受け入れられない。そして、ローズは年老いた姉を抱え、すでに自分の人生を諦めていた。そんなとき、素敵な老紳士と出会うのだが…。ニスリンの結婚式を前に、それぞれの人生が動き始める。
本作を手がけたのは、新鋭ナディーン・ラバキー。主演、監督、脚本までをこなしたアラビアン・ビューティ、ラバキーは、本作の成功でアラビアン・ビジネス誌の“世界で最もパワフルなアラブ人100人”で女性としてはトップの5位に選ばれた。

監督・脚本 : ナディーン・ラバキー
出演 : ナディーン・ラバキー 、 ヤスミーン・アル=マスリー 、 ジョアンナ・ムカルゼル 、 ジゼル・アウワード 、 シハーム・ハッダード


ラヤーン
妻子あるバカ男と不倫中。男の都合のいい時だけ呼び出されて、それ以外はほっとかれっぱなし。常に待っている。それでも好きだから携帯電話を握りしめて連絡を待つ。家族からはいつ結婚するのかと期待されているが、口が裂けても不倫しているなどと言えず、家族を裏切っている自分を後ろめたく思っている。

ニスリン
もうすぐ結婚するが、結婚相手が初めての相手ではないことに悩んでいる。結婚初夜にそのことが相手にバレてしまったらヤバいと心配して、膜再生手術を受けた。

ジャマル
自称・元女優。年老いていくことを受け入れられず、外見を磨きあげることに執念を燃やす。目尻にテープを貼って皺を伸ばし、毎日のようにオーディションを受けに行く。家には子どもが二人。旦那は愛人と浮気中。閉経していることを隠すために生理を装う。

リマ
常にヘッドホンを付けて音楽を聞き、服装は常にパンツスタイルで短髪でボーイッシュ。長くて美しい髪の女性が好みで、好みの女性を見かけるとニヤニヤする。

ローズ
ボケている姉のリリーと二人暮らし。洋裁店を営む。洋裁と姉の世話をすることだけで年老いた。髪を整えることもなく、恋愛することもなく、このまま一生終えるのか・・・?と思っていたところにチャンスが到来する。が。


強くて弱くて、おもしろくて儚い、そういう女ってものを今風に描いた映画。
間違いなくおもしろくて、笑えて、ところどころにジーンとします。

舞台となっているベイルートでは「女性は男性の付属物」という感覚が今でも当たり前の世界で、そのことをサラリと描いているけれど、これはきっと痛烈な批判なのだろうなぁと思う。
朗らかに華やかに生きている女たちも、誰か男性(父親なり夫なり)に所有されていなくては生きていけない世界。

そういった枠組みはありつつも、登場する女性たちはみんな生き生きとしてる。

まぁ、単純に見れば
映画に登場する男はみんな薄らバカで女性は美しくて生きている。
でも、その女性たちは薄らバカの男に従属することなしには生きていけない。

だから女って楽しいよねーというお話。

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