ﾂｱｰって。ﾊﾞﾝﾄﾞって。ﾏﾆｱって。

今ﾂｱｰ、「自分ﾊﾞｶかっ！？」ってくらい、考え込んだの。
考えて、考えて、禿げるか？ってくらい、あーだこーだ考えたのね。

回り回って回り過ぎて、今となっては何が根本的な悩みだったのかも分からない。

いろんなこと書いたし（ﾌﾞﾛｸﾞにも、自分用の日記にも。）、いろんなこと語ったけど、結局のところ、どれもﾋﾟﾝときてないんだわ。実は。
いったんは「腑に落ちた」と思っても、しばらくすると「うーんでもやっぱり・・・」と思ってしまうし。

どこにも正解は落ちていないので、考えても永遠に解決はしないのさ。
ということも分かったうえで、悩んだり考えたりするの。
そうゆうのが好きなんだな、私。


でも、それとは別のところで、ちょっと分かったことがあった。

仲間って、大事ですね。

（金八先生・・・？）

「仲間」と呼んでいいものなのか自信がないけれど、、、くさい言葉で言うならば、悩んでいるのは自分だけじゃない！と。

考え事がﾄﾞﾂﾎﾞにはまってしまったり、あれこれ悩んでいる時、私はついつい内に籠もりがちになってしまう。
ちっちゃな頃からそうだった（たぶん）。
誰かに相談することが苦手で、頼ることができなくて、自分があーだこーだと考えていることを人に伝えることができない。
悪癖だと思う。
だって、その理由はきっと、「人に言っても分からないから」、「理解してもらえないから」、もっと言えば「理解などできまい！と思っているから」だもの。

ﾊﾞﾝﾄﾞのありようを見て疑問を感じたり、ﾗｲﾌﾞがいまいちすぎて「はぁ？」って思ったり、そのことで凹んだり。
そういう時に周りのﾌｧﾝの人たちが楽しそうにしていると、「なんでだろう・・・」って、ものすごい疎外感や孤独を感じちゃったりする。自分だけがその場の空気からどんどん解離していって、自分の存在が無色透明になっちゃったように感じるの。
私が「いまいち」と感じたﾗｲﾌﾞで、周りの人達も「いまいちだったね」と言っていて、でも周りの人たちはすぐに気持ちを切り替えて（いるように見えて）いる。これもまた、落ち込む。「ちょっと、、、私一人で悩みたいから、先に帰る・・・」と、なってしまう。

ﾀﾞﾒだと思ったﾗｲﾌﾞについて、なぜﾀﾞﾒだったのか、考えたいのよ。私は。
悩みたいの。
ｸﾞｽﾞｸﾞｽﾞ言いたいの。

ﾀﾞﾒだと思ったﾗｲﾌﾞの後でも、ﾗｲﾌﾞ友達と打ち上げに行ったらそれなりに楽しくなっちゃうでしょ。「ま、いっか！」、「ﾜｰｲ！」って。
そんなん、、、そんなの、、、ﾀﾞﾒ！ﾀﾞﾒなの！考えこまなくちゃ、ﾀﾞﾒなんだぁ！！
と、思ってた。今までずっと。
かくたるべし！と信じ込んでた。

で　　も　　ね！

今ﾂｱｰで痛感したのだけど、周りの人を頼ることも大事なことなんだよ。
だって、私が「いまいち」と感じたﾗｲﾌﾞなんて、ほとんどの人が同じように「いまいち」と感じてる。
悩んでるのは私だけじゃない。
みんな考えてるんだよ。人それぞれ、各々の考え方で。

今ﾂｱｰの大阪で私が凹み始めて、赤坂１日目でｽﾞﾄﾞｫｫｰﾝと落ちた時。
落ち込んでる私を見て、「・・・飲みますか。」と言ってくれた方。
言われた時は一瞬、「飲んでごまかせるかよっ」と思ってしまったけど、行ってよかった。本当に、本気で、よかった。あれがあったから救われました。

悶々として、ついつい毒を吐き出してしまった時、手を差し伸べてくれた方。
世の中はdespairばかりじゃない！と、気付きました。
そう、あなたは、despairの中に見出したrayです。

頭の中で延々と考えているよりも、ｻｸｯと気分を切り替えた方が、状況が良い方向に向かうこともある。
論理よりも感情に働きかけた方が有効なこともある。

あぁ私ﾊﾞｶだなぁ。ほんと、ﾊﾞｶだったよ。
悪いものしか見ていなくて、悪い方ばかりに考えを巡らせていて、ﾌﾟﾗｽの方を全く見ていなかった。


ﾏﾆｱは、最高です。

ﾏﾆｱが、最高です。

「ﾃﾞｨｽﾊﾟのﾏﾆｱじゃなくて、ﾏﾆｱのﾏﾆｱです」と言ってる人が多いのも、分かるわ。

落ちていってしまいそうな時に"ﾌｧﾝ同士で支え合う"、"ﾌｧﾝの人に救われる"ということが、初めて実感できたﾂｱｰでした。


「ﾃﾞｨｽﾊﾟはﾏﾆｱに感謝しろ！」
これ、名言。

「ﾏﾆｱの半分は優しさでできています。」
これも、名言。
（あとの半分は何かな。ﾈﾀ？ﾍﾄﾞﾊﾞﾝ？ﾃﾞｽﾎﾞ？）